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腹鰭抜去標識を施したシロメバル | |||||
![]() クロソイやホシガレイ、ヒラメを放流している宮古湾の奥部の藻場や干潟とは異なり、 三陸海岸特有の入り組んだ入り江のような地形の場所です。 クロソイの場合、 稚魚は、湾内の藻場・干潟といった場所で育つので、 こうした生息に適した場所に放流しないと放流した効果が現れにくい魚です。 それに比べて、シロメバルの稚魚は 湾内の藻場・干潟ではあまり獲れないのに、 湾の外で行われているイカナゴシラス漁で混獲されることがよくあります。 |
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女遊戸海岸 | |||||
つまり,シロメバルの稚魚は湾の外、三陸海岸特有の入り江のような場所で 成育しているのではないかと推察されています。 シロメバルの放流には湾外の入り江が適しているということが明らかになれば、湾内で放流して効果の上がっているクロソイに加え、 ソイ・メバル類の栽培漁業に新たな展開が期待できます。今後の調査結果が興味深い魚種です。 (宮古栽培漁業センター 野田 勉) ■関連記事 放流情報 さいばいコラムNo.64 |
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