独立行政法人 水産総合研究センター 栽培漁業センター
放流情報
2009年9月18日 シロメバル放流
宮古栽培漁業センターで飼育したシロメバルの稚魚を放流しました。
近年、今まで「メバル」とされていた種が3種類(アカ、クロ、シロ)に分けられることが判明しました。
そのうち、シロメバルは一番大きくなると考えられている種です。
また、メバル3種の中で宮古魚市場における水揚げ量が最も多いのもこのシロメバルです。
宮古栽培漁業センターにおけるシロメバルの放流は今年でまだ2年目です。
昨年はダート型標識を装着して放流しました(トピックス参照)。
放流後まだ1年経っていませんが、既に20例以上の報告があり、現在引き続きデータ収集を行っています。

今年はシロメバルに腹鰭抜去標識を施して放流を行いました。
今後は市場などで調査を継続し、放流の効果や本種の生態について明らかにしていこうと考えています。

放流日 :2009年9月18日
場 所 :岩手県宮古市崎山地先(女遊戸(おなつぺ)海水浴場内)水深3〜4m
魚 種 :シロメバル(メバルC型、茶メバル)
尾 数 :7,500尾
サイズ :全長75mm
標識の種類 :左の腹鰭抜去標識
放流試験の目的 :市場調査による放流魚の回収率の把握、放流後の成長の調査対効果の比較
対応者 宮古栽培漁業センター 野田勉
腹鰭抜去標識を施したシロメバル

  生け簀内のシロメバル

  腹鰭抜去標識の作業風景

  放流の作業風景(新聞記者に囲まれて…)
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