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はじめに |
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マダラは冬の北陸で人気が高い高級魚ですが,近年日本海系群の資源状態が低迷し,石川県におけるここ数年の漁獲量は,ピーク時の1/5の300トン以下となっています。能登島栽培漁業センターでは,昭和57年の開所当初から本種の種苗生産に取り組んできましたが,飼育は困難を極めていました。しかし,様々な飼育手法を検討したことで,昨年度の71.0万尾に引き続き,今年度も74.9万尾の大量生産に成功しました(図1)。特に,今年は富山県水産試験場で成功された早期産出卵を譲り受けて飼育を行ったことで,大型種苗ができました(図2)。以下に概要を紹介します。 |
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早期採卵による大型種苗の確保 |
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マダラは本来低温域に棲息している魚種であり,水温が12℃を越えると稚魚は体調不良を起こしやすく,飼育が困難になります。このため,能登半島周辺で2月に漁獲される天然親魚から採卵して飼育を開始すると,水温が12℃を越え始める4月時点では,稚魚のサイズはまだまだ小さく,飼育環境の悪化や病原性ウイルスに対する抵抗力も弱く,大量死する事例がありました。
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2年連続で大量生産に成功 |
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今後の課題
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