
「栽培漁業種苗生産、入手・放流実績(全国)」は、全国で行われている、
栽培漁業に係る種苗生産および種苗の入手・放流の実態を整理することを目的に、
これらの実績を年度単位で集計したものです。
平成22年度は独立行政法人水産総合研究センター(以下「水研センター」)が、
(社)全国豊かな海づくり推進協会(以下「海づくり協会」)に委託し、
以下の要領で平成21年度栽培漁業種苗生産、入手・放流実績調査を実施し、平成23年3月に刊行しました。
■ 調査方法
沿海39都道府県に対して、水産庁、水研センター及び海づくり協会が調査への協力を依頼し、
都道府県の回答を海づくり協会が取りまとめる形で行われました。
■ 調査の対象期間
平成21年4月1日〜平成22年3月31日(平成21年度)の期間に種苗生産、種苗入手あるいは
種苗放流を完了した実績を調査の対象としました。
■ 調査の対象種
海産魚介類(サケ、マス類、アユ、ウナギ、藻類を除く)の種苗を対象としました。
■ 調査対象種苗の種類
種苗生産実績調査については、放流用として生産した人工生産種苗を調査の対象としました。
全く給餌しなかったふ化仔魚、および漁業等により採捕された天然種苗は対象外にしています。
ただし、ホタテガイ、イタヤガイ、マナマコ等でコレクターにより天然採苗した種苗を養成したものは、
人工生産種苗とみなして調査の対象としました。
種苗放流実績調査については、放流を目的として生産された人工生産種苗、
および漁業等により採捕された天然種苗の放流を調査の対象とし、
受精卵の放流や放流直後から再捕される潮干狩のアサリ等は調査対象外にしています。
また集計データでは、全く給餌飼育しなかったふ化仔魚の放流、および増殖を目的としない大型魚の放流は対象外にしています。