独立行政法人 水産総合研究センター 栽培漁業センター
ワムシ講座
 ワムシ講座総合おさらいテスト 解答と解説

 お疲れ様でした。難しかったですか?できなかったところは復習しておきましょう。

■解答と解説

Q1. ワムシを海産仔魚の餌料に利用しようと提案したのは誰?(第1回のおさらい)
 正解は A.伊藤隆教授
 基本ですね。


Q2.1990年以降から導入されワムシ培養技術を発展させた培養用餌料は何?
   第1回のおさらい)
 正解は B.濃縮淡水クロレラ
 1990年以降,市販の濃縮淡水クロレラが導入されたおかげで,培養技術が飛躍的に進歩しました。


Q3.水温・塩分条件が急激に変わるとワムシはどうなる?(第2回のおさらい)
 正解は A.衰弱し死亡する
 ワムシは水温や塩分濃度の急激な変化に耐えられません。


Q4.仔魚飼育条件がワムシ培養条件と大幅に異なる場合はどうする?(第2回のおさらい)
 正解は B.ワムシ培養条件を仔魚飼育条件に近づける
 ワムシには悪いですが,仔魚に合わせてもらいましょう。あきらめちゃダメです。


Q5.濃縮淡水クロレラやパン酵母の適正な給餌方法は?(第3回のおさらい)
 正解は C.少量ずつ時間をかけて与える
 一日の総給餌量を定量ポンプなどを用いて,少量ずつ時間をかけて給餌しましょう。


Q6.ワムシに濃縮淡水クロレラをたっぷり1000万細胞/ml与えたら増殖率はどうなる?
   第3回のおさらい)
 正解は C.与え過ぎが災いし増殖率ダウン
 適正な餌料密度は100万〜500万細胞/mlです。これを超えると多くの増殖阻害要因が発生して増殖率は低下してしまいます。


Q7.溶存酸素の急激な低下がおきるのは,どんなとき?(第4回のおさらい)
 正解は A.餌料や栄養強化剤を一度に添加したとき
 いっぺんで済まそうとしてはいけません。


Q8.非解離アンモニアの影響が懸念されるワムシ培養法は?(第4回のおさらい)
 正解は A.ナンノクロロプシスを使用した培養
 pHの高いナンノ培養液を用いた培養では,非解離アンモニアの割合が高くなるため注意が必要です。


Q9.ワムシ培養槽内にいるのは?(第5回のおさらい)
 正解は C.ワムシのほか大量の原生動物や細菌がいる
 ワムシ以外にも大量の原生動物や細菌などが存在しています。


Q10.ワムシにとってユーロプテスやツリガネムシとの関係は?(第5回のおさらい)
 正解は A.餌をめぐって互いに競合する
 増殖は阻まないけれど,餌をめぐって競い合う関係です。


Q11.ワムシの培養法を大きく変えた培養用餌料は?(第6回のおさらい)
 正解は C.濃縮淡水クロレラ
 冷凍保存可能で品質安定,ビタミンB2入り,とワムシ培養には願ったり叶ったり!


Q12.長期安定培養が可能で品質にも配慮した培養法は?(第6回のおさらい)
 正解は B.連続培養法(粗放連続培養法)
 今の主流は培養管理がしやすい連続培養法です。


Q13.培養水の採水に用いるピペットの適正な口径は?(第7回のおさらい)
 正解は C.2.0mm程度
 これより小さいと口径にワムシがひっかかってしまいます。


Q14.仔ワムシと卵を二つ持ったワムシが多い場合の培養状態は?(第7回のおさらい)
 正解は A.良好
 水質と餌が適切だとそんなワムシがよく見られます。


Q15.長期間培養時に見られる培養不調の“前兆”とは?(第8回のおさらい)
 正解は A.総卵率の低下と残餌の増加
 培養不調はまず総卵数の低下と残餌の増加,そして増殖率が低下し,最終的にワムシ密度が低下します。


Q16.市販の濃縮淡水クロレラの品質低下を見極めるポイントは?(第8回のおさらい)
 正解は C.濃縮液のpH
 においや色が変化していたら品質低下がかなり進んでいます。まずはpHチェックを!


Q17.栄養強化中,強化剤のほかにクロレラも同時に与えると?(第9回のおさらい)
 正解は C.栄養強化の効果が出なくなる
 ワムシは強化剤よりもクロレラの方を好んで食べてしまい,栄養価は改善されにくくなります。


Q18.仔魚の餌として適正な高度不飽和脂肪酸含有量(乾物換算)は?(第9回のおさらい)
 正解は B.3〜4%
 30〜40%はありえません。


Q19.クエ・マハタ類の仔魚が摂餌開始時に好んで食べるのは?(第10回のおさらい)
 正解は A.ワムシ群の中の小型ワムシ
 クエ・マハタの仔魚は口が小さいのです。


Q20.培養不調だと背甲長組成はどうなる?(第10回のおさらい)
 正解は C.小型と大型のワムシがいなくなる
 水質悪化に弱い,若齢ワムシと高齢ワムシが死んでしまうのです。


Q21. ワムシの増殖状態で質的に高いと考えられるのは?(第11回のおさらい)
 正解は A.対数増殖期
 対数増殖期のワムシは増殖能力や摂餌能力に優れ,環境変化にも強いのです。


Q22.対数増殖期のワムシ生産に適した培養法は?(第11回のおさらい)
 正解は A.連続培養法
 連続培養法なら,理論上常に対数増殖期のワムシが生産できるでしょう。


Q23. ワムシの寿命と生涯産卵数は?(第1回のおさらい)
 正解は B.寿命が7〜14日間で,生涯産卵数が20個前後
 たった1〜2週間の一生なのに子だくさんです。


Q24.成熟個体の成長速度が鈍くなる理由は?(第10回のおさらい)
 正解は A.摂取したエネルギーの多くを卵形成に利用するため
 ワムシは成熟するとエネルギーを卵形成(再生産)に利用します。


Q25. ワムシ培養槽内で細菌が大量増殖する理由は?(第5回第12回のおさらい)
 正解は A.ワムシの糞や残餌等の有機物を利用して増殖するため
 培養水はワムシの排泄物などですぐ有機物濃度が高くなります。


Q26.いつものおさらいテスト終了時のウインクで,ハートが飛んだのは全11回中何回?
 さあ,もう一度すべてのおさらいテストを復習して確かめてみましょう。
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