独立行政法人 水産総合研究センター 栽培漁業センター
さいばいコラム
No.20  いも〜れ! きょら海 奄美へ 〜土木工事現場でマグロの研究?〜
2008.02.05
奄美栽培漁業センター 武部 孝行


フォークリフトを運転する人

クレーンを操作する人


スキューバーダイビング?(潜水作業)する人


ノコギリを手にする人
ここは何処? 海上構造物の工事現場?
何をしている人たち? 工事現場作業員?

ちなみに、筆者は先日「危険物取扱者乙4種」※1を取得したばかり・・・。
他に取得している資格といえば、
小型移動式クレーン運転技能講習修了
フォークリフト運転技能講習修了
小型船舶操縦免許
潜水士
普通自動車免許
普通自動二輪車免許
空手道四段(?)などなど。

さらに、同じ職場で働く他の人たちはと言うと、
小型ボイラー整備士※2、
クレーン玉掛技能講習修了※3等々の資格を保有。

そう、ここは奄美栽培漁業センター。
クロマグロに関する試験研究、技術開発をしているところ・・・。
じゃ、フォークリフトを運転しているのはなぜ?
だって、1日にクロマグロに与える餌の量が1トン以上なんですもの!
じゃ、クレーンを操作するのはなぜ?
だって、クロマグロの体重が100キログラム以上※4だから、
人力で引きあげるのが無理なんですもの!
じゃ、潜水作業をするのはなぜ?
魚をちゃんと観察するには、クロマグロを飼っているいけすに
入らなければならないんですもの!
じゃ、ノコギリを手にしているのはなぜ?
だって、家庭用の包丁じゃ、
体の大きいマグロを解体するには小さすぎるもの!

しかし、写真の作業風景からは、とても魚を飼育している施設、
ましてやクロマグロの試験研究や技術開発を行っているようには見えませんよね〜。
土木工事関係の仕事と勘違いされてしまいますね。
また、「仕事上前述したような資格を取得することになった」と嫁に言うと
「本当は、なに屋さんなの?」と言われてしまうほどです。
やはり、クロマグロはマダイやヒラメと違って魚が巨大であるため、
日頃の作業には工事用重機や特殊作業が必要なのです。

ということで、みんな、ケガや事故が無いよう頑張って仕事していま〜す!
こんな、奄美栽培漁業センターですが
「いも〜れ、きょら海 奄美へ!」(いらっしゃい、美しい海の奄美へ!)

※1、2 魚を飼育する時に水温が低い時にはボイラーを使用して飼育水を暖めます。
  そのため、ボイラーのメンテナンスを職員ができるようにしています。
  また、栽培漁業センターでは、上記のようにボイラーを頻繁に使用するところもあり、燃料の灯油などをセンター内に貯蔵しなければなりません。
  また、奄美栽培漁業センターでは作業船を3隻使用しているため、その燃料である軽油を貯蔵しております。
  そのため、危険物取扱者の資格を持った職員が必要です。

※3 ジブクレーンを使用して物を吊り上げる時に滑車に荷物を装着するのですが、この装着作業を行う際に必要な資格です。

※4 奄美栽培漁業センターでの今までの記録に残っている最大は581キログラムでした!
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