独立行政法人 水産総合研究センター 栽培漁業センター
NEWS 栽培漁業センター
2010年7月2日 『赤前の海』 宮古市立赤前小学校で出前授業 宮古栽培漁業センター 2010.7.21掲載

2010年7月2日、岩手県宮古市立赤前小学校の4年生が地域の海や漁業について学ぶ
総合的な学習の時間『赤前の海』が行われました。
宮古湾の湾奥部に位置する赤前地先の海は、アマモが繁茂しており、
ホシガレイやクロソイ稚魚のよい成育場になっています。

宮古栽培漁業センターでは、赤前地区でホシガレイやヒラメの稚魚の放流や
調査を行っているご縁で、11年前からこの授業に協力しています。
今年は長倉主任技術開発員清水技術開発員八谷技術開発員の3名が
講師として参加しました。
元気な小学4年生たち
授業では、まず4年生15人の子どもたちが地元漁業者の船に乗せてもらい、
磯建て網(小型の定置網)をあげる体験をしたり、
カキ養殖のいかだを見学したりしました。
磯建て網では、クロソイやウミタナゴ、
珍しいところではマアナゴのレプトセファルス幼生などがとれました。

ちなみにクロソイは宮古栽培漁業センターが放流した標識付きの個体でした。
子どもたちは、船に乗って自分たちで網をあげる体験をとても楽しんでいました。
  磯建て網を引きあげました。何がとれたかな?
授業の後半は海の中のプランクトンの観察です。
採集したプランクトンを小学校の理科室に持ち帰り、顕微鏡で観察しました。
子どもたちは顕微鏡で生き物を観察するのは初めてとのことでしたが、
1人1台の顕微鏡を使って熱心に見ていました。
「なんかへんなのが見える〜」
「これクワガタみたいだよ」
などと大騒ぎで、ケイ藻やカイアシ類などをスケッチしていました。

最後に、宮古栽培漁業センター職員から子どもたちに
「みんなが住んでいる目の前の海に、こんな小さなプランクトンがたくさんいます。
これを食べてカキや魚のこどもたちが大きくなっているんだよ」
と説明して今年の授業は終わりました。
(宮古栽培漁業センター 八谷三和)
  顕微鏡を使ってプランクトンの観察をしました
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