独立行政法人 水産総合研究センター 栽培漁業センター
NEWS 栽培漁業センター
2009年11月25〜26日 「冷水性ソイ・メバル類分科会」が開催されました
宮古栽培漁業センター 2009.12.01掲載

2009年11月25〜26日に宮城県仙台市において、平成21年度栽培漁業太平洋北ブロック会議
「冷水性ソイ・メバル類分科会」が開催されました。

本分科会はクロソイやキツネメバルなど、冷水性のソイ・メバル類の
栽培漁業における問題点や今後の展望を検討するため、
宮古栽培漁業センターが事務局を担当し、毎年1回開催されています。
参加機関は、ソイ・メバル類の栽培漁業に関係している県の水産試験場、
栽培漁業協会、漁協などです。

平成19年度の日本のクロソイの種苗生産尾数は約146万尾ですが、このうち100万尾以上を本会議の出席者の方々が育てています。
割合にすると70%を超えます。
ソイ・メバル類の種苗生産は「いかにして良い親魚から良い子供を得るか」で決まると言っても過言ではありません。
どのようにして親魚を養成するか、海から親を獲ってくる場合は、いつの時期が良いのか、といった技術に関する意見交換は、
各機関とも熱が入ります。

日本のソイ・メバル類は、種苗生産されているだけでも数種類存在します。
これらには「卵ではなく、直接子供を産むこと」
「放流後の移動範囲が比較的狭いと考えられていること」などの共通点がいくつも存在します。
このため、一つの魚種の問題解決が、複数の魚種の問題解決につながることもあるのです。









 今回話題に上った魚達
 でも、まだ他にもいます
今回の会議では、出産前に仔魚の活力を判定する方法や、天然と養成の親魚の違い、
寄生虫対策などが話し合われました。
どれも、今後の種苗生産に直結する貴重な情報です。

日本のソイ・メバル類の放流を通じ、資源の増大のみならず、
水産業の発展、活性化という大きな目標に向かって、私達はこれからも前に進み続けます。

(宮古栽培漁業センター 野田 勉)
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