独立行政法人 水産総合研究センター 栽培漁業センター
NEWS 栽培漁業センター
2009年6月3日 瀬戸内町立伊子茂中学校のみなさんが職場訪問に訪れました
奄美栽培漁業センター 2009.7.7掲載

2009年6月3日、鹿児島県瀬戸内町立伊子茂中学校の生徒と先生合わせて6名が奄美栽培漁業センターへ職場訪問学習に訪れました。
生徒のみなさんの “マグロを見たい!”  “自分たちの住んでいる加計呂麻島で奄美栽培漁業センターがどのようなことをしているのか知りたい!”という声から実現した、職場体験を兼ねた訪問学習です。

みなさんは毎回恒例となっている400kgの巨大マグロへの餌やりを体験し、その後は、陸上の種苗生産施設に向かい、塩澤場長の説明を聞きながら2階の観察室から飼育現場を見学しました。
仕切網の給餌筏でマグロへの餌やりを体験
「年間、何ひき出荷をしていますか?」
「どのくらいの値段で売れるんですか?」
よく聞かれる質問ですが、
栽培漁業センターでは売るための魚を育てる「養殖」をしているのではなく、
マグロの増養殖に関する研究をしていることを説明しました。
そのあとには、
「餌はどのくらい食べるのですか?」
「卵から育てるとどのくらい生き残るのですか?」
「マイクロチップ(個体識別用のICタグ)はどのように埋め込むのですか?」
など、マグロの飼育に関するたくさんの質問もいただき、
当センターの業務にも興味を持っていただけたようです。
昨年完成した種苗生産棟を見学(観察室)
さらに、
「マグロは止まったら死ぬというのは本当ですか?」
・・・やっぱり気になりますよね。
ちなみに、マグロはエラを自ら動かして(キンギョのように)呼吸することができず、
泳ぐことで新鮮な海水を口からエラへ送り、呼吸をしています。
ですから、マグロは生きるためには泳ぎ続けなければいけないのです。
(奄美栽培漁業センター 樋口健太郎)
←前の記事へ |  NEWS掲載記事一覧へ | 次の記事へ→
→トップページへ戻る