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| 屋島栽培漁業センターは香川県高松市屋島に位置し,香川県水産試験場と香川県栽培漁業センターに隣接しています。この地は瀬戸内海国立公園の中心で,源平合戦で有名な史跡があり,目前には屋島湾,湾口から遠く小豆島,対岸には庵治石で有名な五剣山(別名八栗山)を望み,気候温暖で風光明媚な場所です。 |
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当センターがある海域は小型底曳網,および小型定置網漁業が盛んな場所であり,この他にイカナゴが対象の「こまし網」,サワラ,マナガツオを対象とした「流し刺網」等の漁業があります。また,香川県は養殖が盛んな地域で,引田の安戸池はハマチ養殖の発祥の地でもあり,近年は小豆島特産のオリーブの葉を餌に混ぜて育成した「オリーブハマチ」や大型生け簀で育成した「引田ブリ」などのブランド化を図っており,屋島湾口にはこれらのハマチの養殖筏が並んでいます。 |
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沿革と研究開発の歴史 |
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| また,瀬戸内海の資源量が極めて低水準にある状況から,瀬戸内海東部海域では漁獲物の中の放流魚の混入率は3〜4割程度を占める事例もあり,種苗放流による資源回復に大きく寄与している可能性が高いことが明らかになりました。 一方,サワラの栽培漁業における経済効果調査の結果では,種苗生産から放流までの経費の2〜7倍の漁獲高が得られる事例があるなど,高い経済効率が示されています。 「環境負荷軽減」「省コスト」「高生産性」「疾病防除」などの長所を持つ閉鎖循環システムを用いた種苗量産技術については,平成12年度より研究を開始し,種苗生産に適した閉鎖循環システムの開発とその応用技術の開発を行っています。 閉鎖循環飼育システムは水中の懸濁物を効率的に除去する「泡沫分離装置」と「生物ろ過装置」についてそれぞれ独自の装置を開発し,生物ろ過槽の硝化細菌の動態についても北海道区水産研究所・東北区水産研究所との連携で研究を進めています。また,最先端の工学的な技術を導入することによりシステムの性能向上を図る研究開発を実施中で,さらなる高性能・省コスト・メンテナンスフリーのシステムが構築されつつあります。さらに,閉鎖循環飼育が持つ前述の4つの効果についてマダイの種苗生産試験で検証し,閉鎖循環飼育の有効性を明らかにするとともに,他魚種への応用としてトラフグ・キジハタ等で環境要因の要素解析試験を実施しています。また,親魚養成においても閉鎖循環飼育を導入することにより,冬季の加温用の燃油経費削減が可能となり,大きな省エネ効果が示されています。 マダコについては,我が国で継続して飼育研究を推進している唯一の機関です。瀬戸内海の重要魚種であるマダコの種苗生産技術の開発については昭和55年度から取り組んできましたが,浮遊期〜着底期の飼育が極めて難しく完全な飼育技術はいまだ確立されていません。 しかし,餌料としてチベット産アルテミアとイカナゴシラスの砕片肉の給餌が成長・生残の向上に効果的であることが判明し,底生生活期の稚ダコを生産できる事例がみられています。現在では,マダコの発育に重要な栄養素の探求を実施しています。 トラフグでは,昭和61年度から技術開発を再開し,放流用種苗の確保の観点から天然魚を長期養成し,水温コントロールとLHRHによるホルモン処理による催熟技術の確立により,安定的な大量採卵技術が確立され,現在は閉鎖循環飼育を導入し,種苗生産技術分野でも様々な取り組みをしています。瀬戸内海西部海域と九州北部海域では広域的な関係県との連携により,種苗放流が行われており,近年では,放流魚調査から山口県の瀬戸内海沿岸に産卵回帰し,漁獲されたトラフグの約4割が屋島栽培漁業センターの飼育親魚由来の放流魚であることが明らかになっています。 また,瀬戸内海区水産研究所,(独)水産大学校,山口県と共同で行った遺伝子解析によって,それらの放流魚が産卵して子孫を残していることが明らかになり,注目を集めています。 |
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施設・設備の概要 |
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| 屋島栽培漁業センターの敷地面積は10,541m2,建物面積は3,369 m2で,管理棟,稚魚棟,ワムシ培養棟等の施設を有しています。 飼育水槽は200kL水槽4面,50kL水槽6面,40kL水槽2面,30kL水槽10面,25kL水槽3面,8kL水槽10面,5kL水槽14面等を技術開発用に整備しています。また,マダイ親魚用の筏が3基と海上作業船が1隻配備されています。 平成18年度には「閉鎖循環飼育棟」 が新設され,飼育環境の安定と疾病防除による種苗生産技術の安定化および周辺海域への汚濁負荷量の軽減を目的とした閉鎖循環飼育システムが,20kL水槽用に2基,5kL水槽用に6基設置されました。現在では小試験用水槽および既存水槽に設置した分も含めてセンター内の0.5〜50kL飼育水槽に対応するシステムが総計で26基稼働しています。 |
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研究課題の全体計画と平成22年度計画 |
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| 全栽培漁業センターの研究課題一覧→
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| 1.魚類飼育における初期減耗要因と適正な飼育環境の把握(マダイ・トラフグ・キジハタ) (予算:交付金一般研究) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2.重要魚種の資源培養技術の開発(サワラ) (予算:交付金一般研究) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 3.種苗生産が難しい魚介類の飼育に係わる基礎技術の開発(マダコ) (予算:交付金一般研究) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 4.自然エネルギー利用型冷水・温水大量製造システムの実用化及び食糧生産への適用実証 (予算:経済産業省;低炭素社会に向けた技術シーズ発掘・社会システム実証モデル) |
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会議(屋島栽培漁業センターが事務局のもの) |
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技術研修(屋島栽培漁業センターで実施している研修) |
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研究開発成果(平成19年度〜21年度) |
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| 査読論文 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学会発表 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 雑誌等 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 栽培漁業センターホームページ トピックス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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