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| 栽培漁業技術の普及と定着を目的として,栽培漁業技術中央研修会が,平成19年1月22,23日に開催されました。研修会には,国,都道府県の行政担当者,試験研究機関,栽培漁業センター等の関係者及び講師の計143名が参加しました。 栽培漁業が瀬戸内海で始まって40数年が経ち,マダイ,ヒラメなどでは1機関で200万尾を超える量産が行われています。親魚養成,餌料培養,種苗生産,放流効果調査まで技術の体系化もそれぞれ行われています。しかしながら,技術の継承はなかなか難しいものがあります。特に魚を飼う行為は、仔稚魚の生理・生態の全てを科学的に解明して制御できている訳ではない中で行わなければいけないからです。そこで,今回はテーマを「仔稚魚の生理・生態に応じた種苗量産技術−名人芸を技術へ−」として,魚と対話できる6人の方を講師に招き,眼の付けどころ,五感を使った情報収集の仕方等,その対話術を伝受していただきました。 |
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| まず,概論として福井県立大学青海教授に「天然仔稚魚と人工仔稚魚の比較から見えること」,水産総合研究センター宮古栽培漁業センター有瀧場長に「魚にとって水槽の中は暮らしやすいか?−生理・生態に合わせた種苗生産の考え方」の講演をお願いしました。 その後,魚種毎の各論に移り,神奈川県水産技術センター武富栽培技術部長から 「マダイの種苗生産−マダイ量産飼育黎明期より四半世紀が過ぎて−」,岡山県水産課藤井氏から「アユの種苗生産−海と川で暮らすアユの管理はいかにすべきか−」,福井県水産試験場畑中氏から「ヒラメ・トラフグの種苗生産−ストレスにどう配慮するか−」,水産総合研究センター能登島栽培漁業センター島場長から「マダイ・トラフグのほっとけ飼育−手間をかけずに仔稚魚を飼おう−」の題で,飼育水槽の色,水の廻し方,水温や塩分濃度および照度の管理,給餌方法とタイミングについて,好事例から失敗事例まで講義があり,参加者からは活発な質疑が投げかけられました。 総合討論では,水産総合研究センター業務企画部桑田研究開発コーディネーターを座長に,名人芸を技術に展開するための種苗生産に関する議論が交わされました。 研修会に参加したすべて出席者が,これまでの種苗生産技術の成り立ちを再認識し,自分の技術を振り返り,未来に向かって技術の更なる向上を目指すことを心に誓ったのではないでしょうか。 |
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