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| はじめに | ||||||||
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ふぐと言えば下関が有名ですが,東海三県(静岡県,愛知県,三重県)が全国でも屈指の天然トラフグの産地であることは,あまり知られていません。トラフグは漁獲量の年変動が大きい魚種ですが,冬季に地先で操業でき魚価も高いことから,漁業者はトラフグの栽培漁業に熱い期待を寄せています。 東海三県で漁獲されるトラフグは,稚魚期を伊勢・三河湾で過ごし,1歳になると熊野灘から遠州灘,駿河湾の海域で延縄漁により漁獲されるようになります。南伊豆栽培漁業センターでは,この系群の栽培漁業の定着と促進を支援するために,東海三県と連携して,当センターで生産した人工種苗に標識をつけ,移動状況と適正な放流サイズ等の検討を行っています。 今回は,標識放流に用いたイラストマー標識の保持状況,東海三県が行った市場調査による回収率,遠州灘で漁獲される放流魚の混獲状況と成長,および新しい標識調査手法への取り組みについて紹介いたします。 |
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イラストマー標識の保持状況について |
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1歳魚の回収率について |
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放流魚の混獲状況と成長について |
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平成14年は,熊野灘から駿河湾までの海域に,標識魚・無標識魚あわせて76.8万尾の人工種苗を放流しました。平成15年10月〜平成16年1月に,浜名漁協の延縄漁により遠州灘で漁獲されたトラフグ24,600尾のうち,7,410尾を調査(調査率30.1%)した結果(表1),放流魚の指標となる尾鰭変形(写真3),鼻孔隔皮欠損,吻下部にある縦縞黒色素およびイラストマー標識のあるトラフグが641尾確認され,混獲率は8.7%でした。また,再捕されたイラストマー標識魚の全長から,放流後の成長は14カ月で37cm,26カ月45cm,40カ月52cm(写真4)であることがわかりました(図1)。 |
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![]() 図1 イラストマーで標識したトラフグの放流後の成長 |
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新しい標識調査手法の試み |
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